大腿部の痛み

膝関節周辺の痛みの原因

膝関節周辺の痛みの原因には、スポーツによる靭帯、半月板損傷や膝蓋骨(しつがいこつ)周辺の腱障害、靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、オスグット病などがあります。
その他に軟骨がすり減って起こる変形性膝関節症があります。

関節に水がたまる原因・骨のアライメントの重要性

■関節に水がたまる
関節液は関節を包んでいる滑膜という部分で作られています。
滑膜は新しい関節液を排泄して、関節液の量を一定に保っています。
様々な原因により、滑膜に炎症が起こると、滑膜から関節液が過剰に分泌されます。
そして、関節内の圧力が高まって痛みが起こり関節周辺の筋・腱が過緊張して血行が悪くなります。血行が悪くなる事によって、滑膜による関節液の排出が妨げられるという悪循環が原因です。これらの状態を見極めてその時の状態に合った治療をしなければなりません。

■骨のアライメントの重要性
大腿骨と脛骨(けいこつ)という二つの骨が靭帯によって連結して膝関節を構成しています。大腿骨と脛骨のねじれが重要で膝関節と足関節が同じ方向に向かって動かなければなりません。(衝撃を吸収する為に必要な動き)
骨盤が歪むと大腰筋などの股関節周辺の筋の緊張により大腿骨や脛骨にねじれを起こし、それが足関節の距骨にも影響をあたえて、膝関節と足関節のねじれを起こします。
また逆に足関節から膝、骨盤の順でねじれを起こす事もあります。

大腿部の筋肉

半月板損傷

膝の曲げ伸ばしでの痛み、異物がはさまっている様な違和感や引っ張る感じがします。
ひどい場合は水がたまったり、膝の関節が動かなくなるロッキングを起こし歩けなくなります。
損傷の原因としては、スポーツなどのケガによる場合や加齢ににより傷つきやすくなっている半月板に、軽微な力が加わって損傷する場合があります。
体重が加わった状態でひねりの動作をすると痛めやすいです。

オスグット・シュラッテル病

膝を曲げた時に脛骨(けいこつ)の突出部に痛みや、指で押す痛みなど、ひどくなると歩いた時や走った時に痛みを感じます。
また、成長期の柔らかい骨から硬い骨に成長していく際に運動による負荷によって生じます。

自宅でのリハビリについての注意

痛みがある時は、運動やストレッチなどの体を動かす事はやめましょう。
まずは痛みを止める事が優先されますので安静にしましょう。
今の痛みが急性なのか慢性なのかわからないまま運動しても悪化するだけです。
痛めてから日数が経っているから慢性と言う訳ではありません。
急性の痛みの事もありますので、注意してください。
痛みがだいぶ和らいだら、血流を改善させる程度の軽い運動をしましょう。

急に負荷のかかる運動をはじめると悪化しますので、自分の症状に合った運動をしましょう。
「運動していて痛みが強くなってきたり」、
「運動後は痛みが楽になるけどしばらくすると痛みが強くなる」などの
症状変化がある場合は、運動をやめて様子をみましょう。
自分の身体の状態を観察して、自分の痛みを理解しましょう。
そうすることで、自分が何をするべきなのか、
何をしてはいけないのかを知ることが出来るでしょう。
自分の身体は、自分を治そうと、いつもいつも一生懸命です。
なのにそれを邪魔している原因があります。
それを探して取り除くことで、必ず治るはずです。